夜麻みゆきのオリジナルデビュー作品、そして「オッツ・キイム」という世界を舞台に繰り広げられる後の作品「幻想大陸」「刻の大地」へと続く最初の物語。
異世界「オッツ・キイム」と呼ばれる世界を舞台としたファンタジー漫画。
主人公ウリックが勇者であり、兄でもあるザードの敵を討つために、魔法使いの少年シオンと妖精のレムと共に、邪神竜ディアボロスを倒すための旅を続ける作品。
ウリック
この物語の主人公。12歳。ファンエティレネという地方の森に住んでいた。
兄であるザードの敵を討つために邪神竜ディアボロスを探す旅を始める。
幼い頃から森に住んでいたため、世間知らずなところもあるが、純真で優しく、困っている人を見ると放ってはおけない性格。腕っ節は一流で格闘術で魔物と戦う。
が、何があろうとも魔物は殺さず、気絶させるだけに留めている。
それは、ザードの意志と共に住んでいた友達だから何があっても殺さないと言う。
ウリックというのは偽名で本当は女の子。今の格好になったのは「自分が男で強くて頼りがいがあれば、兄と共に旅ができたかもしれない」という寂しさと、後悔の思いから。
料理上手でなんでも作れる。実はザードとは血の繋がった兄妹ではなく、幼少の頃に大きなガケ崩れで両親と実の兄が死んでしまい、泣いていたところザードがお墓を作ってくれてから、彼女自身がザードと兄と慕う。
本名は「イリア」、一人称は男の格好をしているため「ボク」。
シオン
法力国家「アドビス」の王子。13歳。
法力国家と呼ばれるアドビスで何故か魔力を持って生まれてしまったため、疎まれながら育ってきた。
幼い頃から疎まれて育ってきたために城の中では冷静沈着で、父親である王とも距離を置いていた。
ある時、自身の力が暴走してしまった時にザードと出会い、相談相手となる。
ウリックの前ではわがままし放題ではあるが、本当の自分を見せているといっても過言ではない。
友人でもあるザードから「妹を守ってほしい」という約束を果たすため、ウリックと旅を続ける。
女が嫌いだ、と豪語していたが「嫌い」ではなく「苦手」なだけである。
また、魔法使いによくある虚弱体質なためか、魔法を使うたびに疲労を感じている。
また、彼はその生涯故か、ファンの間からも根強い人気を誇っており、作者に届くファンレターにも10通に1通は彼のことらしい。
イリアに関しては普通の女性とは違う別の感情が生まれていたが、それを本人には明かさないままとなる。
一人称は「俺様」、ウリックやレムの前ではナルシストぶりを発揮している。
レム
ザードに救われた妖精族の一人で、女王の命令によりウリック達との旅に同行する。
天候不順が原因で住み良い場所を求めシング・サの森に来た妖精族で森の隣に位置する町では彼女らの光を見た人々が不気味な光だと噂立てていた。
彼女達の種族は元々は精霊界に属する一族で物質界、つまり人間界に姿を現すときは光となる、姿を見せるために実体化している。種族柄、とても小さくて肩に乗れる大きさ。
性格は明るくて無邪気、シオンとはいつも口喧嘩が絶えず、ウリックとは仲が良い。
回復・補助の魔法も使えるが攻撃系の魔法は持っていない。刻の大地でもイリアと旅を続けている。
ハチミツやシナモン、サフランと言ったものを媒介にして補助の魔法を使うことができる。
ザード
シリーズ全般を通して重要人物となる青年。
18歳で死去する。ウリックの兄。わずか7歳にして邪神竜ディアボロスを倒したといわれる勇者で、彼のことを「神」と崇める人も少なくはない。
シリーズを通してレギュラーキャラたちとの関わりを持ち合わせているが、彼自身のことについては一切不明でどこで生まれ、どこで育ったのかすらもわからない。
幼い頃から旅をしていたらしく、妹と出会ったのも旅の最中と思われる。純白の鳥を連れていて、復活したディアボロスに倒されてしまったらしいが、真実は…。
イールズオーブァ
オッツ・キイムとは違う別次元に住んでいた者。
異世界にいても何故か平気で、その素顔を赤い仮面で隠している。
ザードが携えていた武器を所持し、魔術も巧みに扱い謎の多き人物だった。
人知を超えた魔法を使い、姿を変えてシオンと刺し違える。が、「刻の大地」でその姿が確認されている…。
膨大な魔法書を所持して、魔物を死骸をコレクションし、人間らしい感情を一切持ち合わせていない。
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